- 痩せるための運動で一番大切なことはなんですか
- 効果的な筋トレとは
- あなたは筋トレを続けられますか
- 継続できている自分をイメージできる運動を探しましょう
- まとめ
ボクシングをしていたのでいろんな人からこんなことをよく質問されます。
お腹引き締めたくて筋トレしようと思うんですがどんな筋トレしたらいいですか?
確かに自宅でできる簡単な筋トレはあります。でもそれを教える前に一度立ち止まって考えてもらっていることがあります。
痩せるための運動で一番大切なことって何ですか?
それは「継続」です。
使い古された言葉ですが、ここが一番のポイント。
今日は継続できるための仕組みづくりとか精神論は話しません。ほんのちょっとだけコツを教えます。後は読者の皆さんが自分なりにアレンジしてください。心配しなくてもこれを読み終わったころには簡単なコツが理解できています。
効果的な筋トレとは
今日話したいことは筋トレについての話ではないですが、まずは今から皆さんに効果的なのに効果が出ないお手軽な筋トレを教えましょう。
①腹筋30回
②背筋30回
③腕立て伏せ30回
④スクワット30回
つまらん。こんな話はつまらん。小学生でも知っている。
ここからしばらくは効果的なのに効果が出ない筋トレの話をします。
まず上で紹介した①~④の筋トレがなぜ効果的なのかの説明をしましょう。
握力を鍛えてダイエット、首を高速に動かしてダイエット。こんなダイエット方法聞いたことがないですよね。
同じ筋トレなのになんで握力と首では痩せないのでしょう。
知っている方も多いでしょうが、答えは消費カロリーです。指の筋肉を鍛えても消費カロリーが少ないのです。
では消費カロリーが大きい筋トレとは?
しんどい筋トレ!!!!。。。なのか?
いやいや、握力を鍛えるのも結構しんどいし、首を高速で振り続けるのもしんどい。つまりしんどければいいわけではない。
答えは筋肉の大きさです。
大きい筋肉は大きい力を出すために大量のエネルギーを消費します。なのでまず最初に手を付けてほしい箇所は大きい筋肉から。
では大きい筋肉はいったいどこにあるのでしょうか。丸暗記なんかするより理論がわかればある程度推測できます。
まずは体の簡単な作りから説明してみましょう。
人間の体は胴体から離れれば離れるほど関節が小さくなります。
肩より肘の関節の方が小さいですし、肘より手首の関節の方が小さく、さらに手首より指先の関節の方が小さいです。
小さい関節は小さい筋肉が動きを支えています。大きい関節は大きい筋肉が動きを支えてます。胴体に近ければ近いほど大きな筋肉があり、大きな筋肉の集合体が胴体です。
スクワットで使うお尻の筋肉(大殿筋)は人間の体で一番大きな質量を持った筋肉。背筋(広背筋)は人間の体で一番広い面積がある筋肉。腹筋も大胸筋もとても大きな筋肉になります。
これら運動を始めるという方はまずこれらの筋肉から先に動かしてみて下さい。
「私二の腕が気になるんです~」って言ってる方も心配ありません。お腹だけがやけに引き締まって、二の腕がダルンダルンな人って見たことありますか?胴体を引き締めると二の腕も痩せていきます。
多少個人差はあるでしょうが、筋トレをすると体全体のカロリーを使うので、上で紹介した①~④の筋トレである程度きれいな体を手にすることはできます。
ではここからが本題です。
あなたは筋トレを続けられますか?
これを聞くと、大体の方が「はい」と答えますが少し自信無く応えます。
本当に「はい」と思っているのでしょうか。
もう少し突っ込んで質問します。1週間後も筋トレをしている自分を想像できますか?
すると「はい」と自信をもって答えてくれます。
では1カ月後は?
自信をもって「はい」と応える方が少し減ります。
半年後は?
「はい」と応えられる方がほとんどいなくなります。
普段運動をしていない人にとって筋トレは苦行でしかないようです。理想の体と苦行からの解放を天秤にかけるとどうしても苦行からの解放が勝ってしまうのでしょう。
仕事で上司に怒られたり、お客さんからのひどいクレームに追われ昼ごはんすら食べられなかった日に、疲れ切った体にムチを打って筋トレを続ける生活。これを半年続けるのは相当精神力が強い人、もしくはトレーニングが大好きな人でしょう。
こういった生活を半年続けるときっとあなたの体は変わっているでしょう。
では途中で諦めてしまいそうという方に聞きます。
「痩せると思いますか?」
冒頭でも言いましたが、痩せる運動で大切なことは「継続」です。これには皆さんが納得してくれるでしょう。
負荷の大きい運動であろうが軽い運動であろうが、継続できる人は体が締まってくるし、できない人はまた元通りの体。効果的なのに効果が出ないのはこういった理由からです。
では継続できる運動とは?
継続できている自分をイメージできる運動を探しましょう
キーワードは自分がイメージできるかどうか。もう少し詳しく言うとワクワクするかどうか。
したくてしたくてたまらないというものであれば、「仕事終わりの苦行」ではなく「仕事終わりの楽しみ」になるでしょう。そうなると継続する仕組みとか精神力なんてものは必要ありません。楽しいタスクはあなたの中での優先順位を一気に引き上げてくれます。自然とスーツから他の服への着えが早くなり、晩御飯を食べるスピードが速くなる、もしくは後回しになり、意識せずとも勝手に時間を作り出してる自分がいます。
ワクワクは継続にとって最大の味方です。
大好きなスポーツはないですか?卓球、バドミントン、ボクシング、水泳。半年後も続けている自分をイメージできているならそれはあなたに合っている運動であり、イメージができないのならそれはあなたに合っていない運動です。
軽度の運動であれ、もし長期間継続できるのであればあなたの体は確実に変わります。
イメージできるかどうか。キーワードは「イメージ」です。
しかし注意点もあります。
ワクワクするものであればなんでもいいかというとそうではありません。
例えば野球やサッカー、バスケットボール、これら団体競技はメンバーのスケジュールや体調に左右されがちです。
その中でも屋外でのスポーツは天候にも左右されます。いくらワクワクしても継続を妨げる要素が多いのです。
絶対ではないですが継続を妨げる要素が多いスポーツはお勧めしません。
どうしても楽しめるスポーツが思いつかないという方はお風呂場、もしくは脱衣所に大きな鏡を置いてください。これだけでも十分効果的です。小さいものではなく全身をしっかり見れる大きな姿見です。
寝室でもなく、リビングでもなく脱衣所、もしくはお風呂場です。これをすることで体型を気にする機会が増え、普段の行動が少しだけ変化します。
ボクサーは基本的に痩せています。なぜ痩せているのか考えたことはありますか?
そもそも運動しているからとか様々な要素がありますが、理由の一つに大きな鏡があります。
ボクシングジムを見たことが無い人はホームページでジムの写真を見てください。絶対に大きな鏡があります。
この鏡を見ながら練習しているのですが、それと同時に自分の体の変化も良く見ています。
毎日見ているとベストの体とのギャップにすぐ気づきます。ギャップに気づくだけでなく体重を意識する回数も自然と増えます。自分の体に意識が向く回数が多くなると初期段階で何かしらの処置をします。
この意識する回数を増やすために大きな鏡を脱衣所や風呂場に置くのです。寝室にあるからそれでいいという人も是非場所を移動させてください。
体を見るためにわざわざ服を脱ぐという一手間があなたを継続から遠ざけます。人間はほんのちょっとの手間を面倒に感じ継続を断念します。
まとめ
このように痩せることを目的とするのであればイメージできるかどうかを軸に考えてみることをお勧めします。