リズムボクシングで猫背が治る

そんなことできるの?

猫背の原因はたくさんありますが、それらの原因のほとんどをリズムボクシングで治せるって知ってますか?

ボクササイズとも言われていますね。

今日は猫背の話を例にとりながら皆さんに大切な神経伝達の話をします。これを意識しないと猫背は完全に治りません。

猫背の原因は主に2つです。

①筋肉の凝り

②神経伝達

①の筋肉の凝りは説明せずともたくさんの方が知っているでしょう。

長時間のデスクワーク、スマートフォンの使いすぎで背中の丸まった状態が長時間続き、その形で筋肉が凝り固まり猫背になってしまう状態。

背中が丸まった姿勢を超時間続けてしまった為に、その姿勢で筋肉が固まってしまい猫背になってしまうもの。

今の時代、見渡す限りの猫背。特に都心でこの傾向が強いように感じます。町中でスーツの方を見かけると心なしか背中が丸まっていますね。きっと長時間のデスクワークのせいでしょう。例え2万円くらいの安価なスーツであっても背筋が伸びている人はかっこよく見えますし、その逆で、高いスーツを着ていても姿勢が悪いとかっこよく見えません。

背中が丸まってきたなと感じてきたときどんな対策をしてますか?

きっとマッサージや整体に行っている方もいらっしゃるでしょう。それはとてもいいことです。大きな原因のうちまず一つ目の筋肉の凝りを解消できます。

では大きな原因のその②神経伝達はどうでしょう。

詳しい話をする前に簡単なテストを2つ紹介します。

・神経伝達テスト

もしあなたがダイニングテーブルやオフィスデスクに座っているのならぜひ試してください。

テスト一つ目、

まずは座った状態で消しゴムくらいの大きさの物をテーブルの上に置きます。50センチくらい体から離したところにおいてください。

そして目を閉じて両手を膝の上に置き、続いて目を閉じたまま片手でその消しゴムを取ってください。一つ目のテストはこれだけです。一発で取れるでしょうか?

神経伝達が普通の人にとってはあまりに簡単すぎてやり方は本当にこれで合っているのか?と疑問を持つかもしれません。

しかし神経伝達が鈍い人は目をつむったまま消しゴムを一発で掴むことができません。

続いてもう一つのテスト。

これはスポーツをしている人ならある程度こなせるテストです。

2人でペアを組み、一人が目を閉じて椅子に座ります。

両手は体の横にだらんとたらし、体を触らないようにしてください。

・まずはレベル1

眼を閉じて座っている人の右肩、左肩、右ヒザ、左ヒザの4か所のうちどこか一ヶ所をタッチしてください。

タッチされた人は、タッチされた箇所、右手、左手、右ヒザ、左ヒザのどれかをあげてください。

神経伝達が鈍い方は右肩を触られているのに右足を上げたり、左ヒザを触られているのに左手上げたりと混乱します。これを30秒間繰り返してください。普段運動を全くしない人はできない人が多いです。

・続いてレベル2、通常レベル

今度は同時に2か所タッチしてください、「右肩と左ヒザ」「右肩と左肩」など同時に2か所です。

目を閉じて座っている方は触られた2か所を同時に上げてください。

何回も繰り返していると、自分の不得意なパターンがわかってきます。これも30秒間繰り返してください。

・レベル3

今度は1か所、もしくは2か所を同時にタッチし、触られた方は「触られていない箇所」を全て上げてください。

例えば左肩だけをタッチされたのであれば、触られていない右手、右足、左足の3つを同時に上げます。

普段運動をしている人なら何とかできるレベルですが、アスリートレベルであれば簡単にこなしてほしいですね。

これも30秒間繰り返してください。

このテストで実感してほしいのは神経伝達が自分が思ったほど稼働していないことです。

まずは神経伝達の簡単な話をします。当たり前の話をするのですがこれは今日の話の肝です。

脳は体がどんな刺激を受けているのかを常に意識しています。これは生命を維持するのにとても大事な情報です。柱に足の小指をぶつけたときなんかがそうです。小指の神経が脳に痛みを伝え、その情報を脳が拾い上げ痛みを認識します。そして瞬時に柱から足を遠ざける動きをさせます。

神経伝達には

①体→脳に送る信号

②脳→体に送る指令

の2つがあり、伝えたいことはここからです。

神経伝達がうまくいっていないと正しい姿勢を維持できません。

ほんの一例を紹介します。猫背の人は肩の関節が通常の人より少し前に引っ張られています。これは胸の筋肉、つまり体の前側の筋肉が肩の関節を前に引っ張っているからです。

もちろん背中側の筋肉、つまり体の後ろ側の筋肉も肩の関節を後ろに引っ張り返しているのですが、この綱引きの割合が50:50ではなく70:30のようにバランスが崩れてしまっています。

凝っている筋肉は何もしていないアイドリング状態でも強く引っ張り続けています。なのでマッサージや整体に行って凝りを取ってもらい、正常なアイドリング状態に戻そうとするわけです。しかし本当にこれだけでいいのでしょうか。

ここで神経伝達の話が出てきます。

もし脳から「体の前側の筋肉よ、50ではなく70で引っ張り続けろ」と指令が出ていたらどうでしょう。せっかくコリは治っているのに脳からの指令のせいで猫背が治りません。もちろんコリを治すことである程度の引っ張りを解消できるのですが、脳からの指令も正常にしないと猫背は完全に治りません。

人間は遥か昔、1日数十キロも歩き続けていたと言われています。脳は常に体へ指令を出し続け、その神経伝達が鈍ることはありませんでした。それに比べて現代社会はどうでしょう。脳から指令を出すことが少なくなり、神経伝達が鈍っているのです。

なので意識して運動をしないと神経伝達は正常にならず姿勢はなかなか治りません。

ここまでの話を疑っている方はフィットネスジムを少し覗いてみてください。姿勢が悪い人を見つける方が難しいでしょう。

神経伝達の効率を上げる一番の方法は運動です。ランニングでもスクワットでもなんでもいいのですが、お勧めするのは球技、ダンス、リズムボクシングです。まずは自分の好きなスポーツから初めてください。

球技は目から取り入れる情報を脳内で処理しながらボールに合わせて動くスポーツなので脳への刺激が強いです。

ダンスは耳から取り入れた情報をもとに体を動かします。

リズムボクシング、これは耳から取り入れた情報だけでなく、拳から伝わってくる刺激も脳内で処理するので脳の活性化が半端ないです。

そしてこれを続けていると、ある日仕事の効率が上がっていることにも気づきます。これは脳が外から入ってくる情報を大量に処理できるようになっているからです。世間で運動をすると頭が良くなると言われるのはこれが理由です。なので子供達にもスポーツをしてほしいですね。

更にボクシングは他のスポーツよりも肩を動かす動作が多いので、血行を良くし凝りを取る効果も高くなります。

そしてなんといっても楽しい。

仕事ばかりになっている方は少しだけ運動を見直してください。お金を払うだけでよい姿勢は手に入りません。自ら行動しつかみ取りに行く必要があります。

私もサラリーマン時代は猫背に悩んでいました。ボクシングを始めてしばらくすると、猫背はどこかへ消えていました。

もし姿勢が気になっているのであれば連絡ください。一緒に治していきましょう。

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