ボクシングを始めてから体が変わってきた。痩せるのはもちろんであるが、それ以外にも変わったことがたくさんある。自分の体に起きた変化を今日はつらつらと語ってみたい。
【体の変化】
①15㎏痩せた
②体の水弾きが良くなった
③血圧が下がった
④黄色信号だらけの健康診断が全てA判定に変わった
⑤視力が上がった
⑥二重になった。
以上が自分の体に起きたことだ。ほかにもまだまだいっぱいあったが忘れた。(笑)
では順番に詳細を綴っていこう
①15㎏痩せた
ボクシングをする前は75㎏あった体が60キロまで落ちた。減量の時は56㎏まで落ちた。中学生以来の体重を味わうことができた。
銀行員時代は職場の人から「そろそろ痩せんとやばいぞ、最近太りすぎちゃうか」とよく言われていた。
ボクシングを始めてから1年間で10㎏程痩せ、筋肉もしっかりついたのである程度健康的に痩せていった。
ところでボクシングはなぜダイエットによく効くのか、ちょっと理由を探してみた。もちろんきつい練習をしたからというのも理由の一つであるが、使う筋肉にも焦点を当ててみたい。
理由その1、大きな筋肉を使う。
痩せるためにはエネルギー消費の大きさが大事である。エネルギー消費を大きくしようとすると、大きな筋肉を使うことが必要だ。スポーツは基本的に大きな筋肉を使う。なのでどのスポーツをしようがこれはクリアできる。しかし筋トレでは少し難しくなる。
例えば腕立て伏せ。これはお尻の筋肉を使わない。お尻には大殿筋と言って人間の体で一番体積のある筋肉がある。まずはこれを使ってエクササイズしたいのに、腕立て伏せではそれができない。なのでスクワットで足らずを補う。
筋トレは部分的に筋力アップを図るには効果的であるが、全身の運動ではないので足らない部分をいくつか種類を組み合わせて補う必要がある。しかしボクシングであろうがサッカーであろうが、スポーツは全身を使うので大きな筋肉を必ず使う。もしダイエットを始めるならスポーツがいいだろう。それに楽しいしね。
理由その2、肩甲骨を使う。
肩甲骨の周りには脂肪燃焼を促す筋肉がある。どんなスポーツであっても、始める前にまずは肩甲骨のストレッチをして可動域を上げてほしい。そうすることで脂肪燃焼をする筋肉が活発に動いてくれる。この筋肉が柔らかいと日常生活でも脂肪燃焼しやすくなるので、普段から柔軟性を保ちたい筋肉だ。特に肩が上がっている人は肩回りのストレッチをしっかりすることをお勧めする。肩が上がっている人は肩甲骨を使えていことがほどんどだ。
ボクシングは手をたくさん使うスポーツである。それゆえ肩甲骨周りの筋肉を常に使っている。バドミントンもバスケットボールも手を使う競技であるが、ボクシングほど手を使い、そして有酸素運動を必要とするスポーツは数多くは無い。
こういった理由もあって、ボクシングはダイエットによく使われる。
続いての体の変化
②体の水弾きが良くなった。
ボクシングを始めてから半年が経つと風呂上りに変化が起こった。
なんと水弾きが良くなっているではないか。見るからに肌の質が変わった。この頃くらいから少しずつ若く見られ始めた。20代後半のの時に40歳くらいに見られていたが、だんだんと年相応にみられるようになってきた。このブログを書いている現在は36歳。冗談で29歳ですって言ってもばれないようになってきた。年を追うごとに見た目年齢が若くなってきたみたいだ。
なぜ肌が変わったのか。理由は血行の良さであろう。肌を若く保つためには何といっても肌に栄養を送ってあげることが必要だ。その栄養を送ってくれるのは血液しかない。運動をすると血行は格段に上がる。栄養がしっかり肌に送られると新陳代謝が上がり、新しい肌がたくさん作られるようになる。きれいになった理由はこれだけではない。肌に必要なホルモンが作られるようになる。そのホルモンが更に肌の代謝をあげ、綺麗な肌がさらに作られるようになる。どうやらこれらの理由により肌がきれいなったようだ。そういえばガンガンにスポーツをしている人は肌がきれいな人ばかりだ。
③血圧が下がった
社会人になってから健康診断で血圧の雲行きが怪しくなった。血圧なんて年寄りのする話だと思っていた。自分には全く関係ないと思っていたのに現実は僕を許さなかった。詳しい数字は忘れたけど血圧は130を超えていた。
これがどれほどのものか。血圧を気にしたことが無い人にはピンとこないだろう。130を超えると、生命保険の申込みで保険料が上がることがある。保険会社が懸念しているということは、それだけ死ぬ確立が高いということだ。そのラインが130。放っておくとちょっと危ない。
しかしボクシングを始めると、1年くらいで血圧が115くらいまで下がった。これなら安い保険料で保険を申し込むことができる。お医者さんに聞いても全然問題ない値とのこと。とりあえず死ぬ確立は遠のいた。
血圧が下がった理由はいくつかあるのだろう。運動をするとストレッチをする。ストレッチで伸びるのは筋肉だけではない。もちろん血管も伸ばされいる。ストレッチは血管にも柔軟性をもたらし、柔らかくなった血管は血圧上昇を抑えてくれる。ストレッチにこんな効果があることには驚いた。もちろん運動でコレステロール値が下がったのも血圧抑制に大きく関わっている。
④黄色信号だらけの健康診断が全てA判定。
運動をしていないときは年々健康診断の判定が悪くなっていた。
肥満に始まり、血圧上昇、塩分の摂りすぎ、尿に糖が混じり始めている、コレステロール値上昇、その他もろもろ。
しかしボクシングを始めてからこれらの数値は改善され始め、今ではこれら全てと無関係の体が出来上がった。運動は体のあらゆる異常を取り除いてくれるみたいだ。
⑤視力が上がった
これを言うとほとんどの人が驚く。
学生の時は1.5あった視力が、社会人になってからパソコン業務のせいで年々視力が落ちていった。
ある日車の運転をしているとき、標識が見えにくいことに気づいた。その時は疲れているだけなのかなと思ったが、一向に見える日はやってこない。いつの間にか前に停まっている車のナンバープレートさえも読めなくなっていた。20代後半で視力は0.3まで落ちた。仕方なく眼鏡を付けることにした。これはほんと悲しかった。
しかしボクシングを始めてから、少しづつ目が見えるようになってきた。ナンバープレートが見え始め、標識も良く見えるようになった。そしてだんだん眼鏡が邪魔になってきた。
ボクシングを始めて3年。久しぶりに視力検査をしたとき、看護師さんから「2.0です」と言われる。「えぇーー!!ほんまですか」思わず叫んだ。
看護師さん「えっ、目が良くなったってことですか。そんなことあるんですか」あまりに大きく改善してるからその場で二人で叫んだ。
昔、ためしてガッテン!!と言う番組で運動すると血行が良くなり視力が回復するという特集があった。しかしここまでよくなるものか。
これについてもちょっと調べてみた。確かに運動をすると血行が良くなり視力が上がることがあるみたいだ。しかし理由はそれだけではない。視力が悪くなるのは目の中にあるレンズ調節がうまくいかないことも理由の一つだ。
このレンズを調節してるのはレンズにつながる目の筋肉だ。パソコンなどずっと同じところを見ていると、ピントの調節が必要なくなり筋肉が凝り固まる。そのせいでレンズがうまく機能しなくなる。ボクシングは相手の目を見たり動く手を見たり、お互いの距離が離れたり近づいたり、ピントの調節をせわしなくする。嫌でも目の筋肉を使う必要がある。これを毎日しているとだんだんレンズに関わる筋肉がよみがえってくるみたいだ。もちろんこれは全員に起こることではない。遺伝による理由は解消できない。
⑥一重が二重になった
これにもまた驚いた。整形手術をせずとも二重になった。昔と比べて目がぱっちりした。
そもそも一重になるのははまぶた周りに脂肪がついていることが理由の一つだ。脂肪がまぶたの折りたたみを魔する。どうやらその邪魔する脂肪が無くなったから二重になったみたいだ。
以上、ボクシングはたくさんのプラス効果をもたらしてくれた。ボクシングでなくても改善したのであろうが、ボクシングの方が効率が良かったものもある。
さて、ボクシングのおかげでいったいどれだけのお金が節約できたのか。
ダイエット食品は必要なくなり、肌の質が変わったのでエステに行く必要もない。血圧を下げる薬も無縁で、レーシックはする意味がない。一重に悩んで整形をすることもないだろう。
楽しみながらここまで出来たら最高である。
もう戦うことはないが、これからはエクササイズとして続けていくだろう。
もしボクシング興味があるならまずは下で紹介しているグローブから始めてみるといい。