健康について ダイエット編その2 ルーティンを変更するには

前回の記事のおさらい

ダイエットはまず、今までのルーティンをぶち壊すことから始めるべきだと述べました。
今の体は今まで行なってきたルーティンによって作り上げられたものだからです。「ダイエット方法」に頼る人は、今までのルーティンを極力変えずに体重を減らしたいと考えています。それではまず痩せることは難しいでしょう。仮に痩せたとしてもすぐ元に戻ります。詳しくは前回の記事を参照ください。

イリ講座1

ルーティンを変えるには強靭な精神力や、誘惑に負けない強い目標が必要じゃないかと考えるかもしれませんが、そこまで難しいものでもありません。もちろん簡単ではないですし少し時間もかかりますが、今回はルーティンを変える手助けをしたいと思います。
余談ですが、最近のアメリカではダイエットのことを「ライフスタイルチェンジ」と表現します。
つまり表面的な方法ではなく、生活習慣を変えるという根本的な問題に焦点を当てられています。

・ルーティンを変える考え方

人間は心地良い方の選択肢に流れていく傾向があります。前回もお話しましたが、朝起きて歯を磨く人もいれば口をゆすぐだけの人、ゆすぐことすらしない人、いろんなタイプの人たちがいます。朝起きてから自分にとって心地よい選択、言い方を変えるとストレスがかからない選択肢を選んで一日24時間を埋めていこうとします。この「ストレス」を上手く利用することができれば少しずつ毎日のルーティンが変わっていきます。
「ストレスがない選択肢を選ぶ」とは「ストレスがある選択肢は選ばない」ということ。
「ストレスがかからない」を「ストレスがかかる」に変換してあげるとその選択肢は自然と削除されていきます。
その方法の一つが知識です。
今まで何気なく行なっていた行動に大量のネガティブな知識を付け加えると、その選択肢はあなたにとってストレスになり得ます。そしていつの日か、そのストレスのかかる選択肢は、あなたの人生から削除されていきます。
ということで、ルーティンが自然と変わっていくようにネガティブな情報をたくさん伝えます(笑)
そして知識武装をした状態で、一度コンビニに足を運んでください。食べ物が食べ物に見えなくなります。
まずネガティブな情報をよりネガティブに感じてもらうために、前提の知識を伝えたいと思います。

・糖質とタンパク質について

ダイエットをするときに、必ずと言っていいほど耳にする言葉が、「糖質を抑えてタンパク質を取りましょう」。
よく言われている理由は、糖質は太るもとであり、タンパク質は筋肉を作り代謝を上げる。確かにそうではあるのですが、違う視点からも説明したいと思います。

・満腹感を感じるのは糖質?タンパク質?

茶碗いっぱいのご飯と茶碗いっぱいの肉、どっちが満腹感を感じやすいと思いますか?
あまりピンとこないでしょうか?
そもそも食事の量は人それぞれ違います。では、これだけ食べたらおなかいっぱいになるであろうご飯の量を想像してださい。そして次にそれと同じ量の肉を想像してください。どうでしょう、食べれそうですか?
それでもピンとこない人は実際に試してください。お肉は高くて試せないという人は、同じ量のゆで卵でも構いません。
試してみるとわかるのですが、タンパク質中心の食材は、思ったほど食べれないことに気づきます。
つまり、糖質は満腹感が感じにくいのに対し、タンパク質はすぐに満腹感を感じます。
人にはタンパク質ターゲットなるものがあり、ある一定のタンパク質をとると満腹感を感じるようにできています。逆にその値に達するまで満腹感は感じにくくできています。食べすぎは体によくないですよね。腹八分で抑えたければ、タンパク質を意識した献立が必要です。
まずこの知識だけを頭に入れた状態でコンビニの商品を思い浮かべてください。
タンパク質もりもりのお菓子を見たことがあるでしょうか。
食品を販売する人たちはこの基本的な知識を持っています。いかに自分たちの商品をたくさん販売するかを考えたとき、タンパク質は邪魔になります。お腹が満たされるとそれ以上商品を買ってくれません。
なのでタンパク質を削ぎ落とし、糖質中心の食べ物が並べられています。
コンビニ弁当やパスタ、ドリア、これらの量が少ないと感じる方も多いでしょう。そもそも糖質中心に作られているので満腹感は得られません。なので弁当ともう一品買ってしまうのです。デザートは別腹という人がいます。あれはタンパク質がないから食べれるのです。
食事の量を抑えたいのであれば、まずタンパク質を探しましょう。
今回話した食欲のコントロールについての詳細をもっと詳しく知りたいのであれば、以下の書籍がおすすめです。

 

 


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