健康について ダイエット編その1 ルーティン

元プロボクサーという経歴を伝えると、必ずと言っていいほどダイエット方法を聞かれます。今回は私の考えるダイエット方法について何回かに分けてお話したいと思います。

まず、方法に入る前に根本的な考え方についてをお話します。ここを無視してすぐに「方法」に走ると必ずと言っていいほどダイエットに失敗します。

テレビや雑誌などで毎年手を変え品を変え、長年新しいダイエット方法が紹介されています。本当に優れたダイエット方法が発見されているのであれば、こんなにもたくさんの方法を紹介されるはずがありません。なぜ人類はダイエットに失敗するのか。

それは「方法に頼っている」からです。

 ダイエット方法に頼っている人は短期間だけを切り取ると、確かに体重が軽くなっているでしょう。しかし2年後もその状態をキープできているでしょうか。ほとんどの人はたった2年ですら体型をキープできません。

失敗癖を克服する鍵は「ルーティンをぶち壊す」です。

毎日行っているルーティンはコンフォートゾーンによって作られています。

コンフォート:心地よい

人はそれぞれ心地よいルーティンを持っています。例えば、朝起きたらすぐに歯磨きをする人、口をゆすぐだけの人、ゆすぐことすらしない人。これは各々のルーティンになっているはずです。

朝起きてすぐに歯磨きをする人に対して、歯磨きをせずに先にご飯を食べなさいといったら気持ち悪くて続けられないでしょう。逆に口をゆすぐことすらしない人に、歯を磨いてから朝ご飯を食べなさいというと、面倒くさがって、これまた続かないでしょう。

人にはそれぞれ心地良い選択肢があり、それが習慣、ルーティンになっていきます。

寝る前にスマホをいじり睡眠の質を下げていませんか?

電車でスマホゲームをし、読書できる時間を放棄していませんか?

そしてそれらを毎日行っていませんか?

24時間はこうしたルーティンで埋められていきます。

ダイエットをするのであれば、この一日のルーティンの中にダイエットのルーティンを組み込まないといけません。

言い方を変えると、今までのルーティンをぶち壊さなければなりません。

簡単ではありませんが、これに成功する人がダイエットに成功できる人です。

方法に頼っている人は、日々の心地良いルーティンをできるだけそのままの状態に残しながら、ダイエットを成功させたいと考えている人でしょう。成功するはずがありません。

そもそも今までのルーティンの積み重ねが今の体型を作っています。

大切なことなのでもう一度言いますが、方法に頼ると失敗します。

方法に焦点を当てるのではなく、ルーティンのぶち壊しを意識する。でないとまた来年も新しいダイエット方法を探すことになります。

この前提を受け入れる覚悟ができてから、ダイエットのスタートです。

ルーティンを改善したいなら、下記のリンクからおすすめの書籍をご覧になってください。


こちらは電子書籍です


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA